ソープ嬢になれなかった風俗嬢の話

私も全盛期だった頃は風俗嬢らしく?ホスト通いもしてまして。その時に付き合っていたというか入れ込んでいた担当ホストがいたんですよね。

で、当時は店舗型のヘルスでそれなりに稼いではいたんですけど、体力の限界まで働いても稼げる金額に限界を感じてしまっていました。
それに非本番系のお店しか経験がなかったので、口で一生懸命いかせるより穴に入れて動いてもらったほうが楽なのではないかという安直な考えが浮かびました。

そこで、担当ホストに「ソープで働いてみたいから紹介して欲しい。」とお願いしました。ホストからしたらそんなのもう願ったり叶ったりですよね。

で、話はトントン拍子に進み、担当の知り合いホスト?(どうやらなんか偉い人っぽかった)の紹介で、ある有名ソープ街のお店を紹介してもらうことになりました。

ソープを紹介してもらう当日、担当とその知り合いホストと私と3人で夜食事をしたんですけど、まぁ豪華なディナーでして、恐らくそのホストの人が払ってくれたんだと思います。紹介料みたいなものだったのでしょうかw

で、その後タクシーで某有名ソープ街に3人で向かいました。
初めてそこに足を踏み込んだ時はもう、雰囲気が別世界というか、その一角だけ異様な雰囲気だったのを鮮明に覚えています。
夜だったのもあり、いろんな店舗の電飾が妖艶に輝き、文化の異なる異国の地に足を踏み入れた感覚でした。

紹介してもらったお店に入ると、門構えから仰々しいというか、ヘルスとはまた違う独特の雰囲気で、どんな人が出てくるんだろうとドキドキしていたら、意外と普通のおじさん店長?が出てきて挨拶をしてくれました。

それから私の年齢確認とか、そのお店での基本プレイ内容やオプション内容、バック料金などの説明があったと思います。

そこのお店ではS着(スキン着用)というか私がソープで働く条件がS着だったので、どういうタイミングでゴムを着けるとか、サイズも確か何種類かあってそのあたりの説明もしてもらいました。

この辺から私の様子がおかしくなっていきますw
いよいよソープの世界に足を踏み入れてしまうという不安から、笑顔がスーッと消えていきますw

事務的な説明が一通り終わると、とりあえずすぐに働けるようにと、簡易的なスチール撮影をしてもらいました。(パネル用の本格的な撮影はスタジオで行う必要がある。)

デジカメで撮ってもらった写真をその場で確認すると、まぁ無表情極まりない全部同じ顔w
それを見て店長もついてきた担当も苦笑い。
その時私の頭の中は、

「ここにいちゃダメだ。早く帰りたい。」

の一心でどうにか早く逃げ出すことばかり考えていましたw

その場はなんとか取り繕い、いつから出勤できるかを適当に伝え、そのお店を後にします。

それから担当ホストと二人きりでタクシーで帰ったんですけど、帰りのタクシーの中で私は彼に言いました。

「ごめん。やっぱ、無理w」

せっかく紹介してくれたのに担当怒るだろうなと思ってたんですが、

「…だよね。俺もソープはやめておいたほうが良いと思う。」

と、意外な反応。
内心ホッとした私は、担当経由でお断りの連絡を入れてもらいました。(当時対応してくださった方々本当に申し訳ございません!)

ちなみに私はホストに通っていたといっても、せいぜい一度3〜4万使うくらいで、最高金額15万とかの超細客なので、何百万とホストに使っている子には頭が上がりませんw
(たかが数万でも今思えば金ドブですけどね…)

以上、自分からソープ紹介しろと言っておいて、土壇場で怖気づいたエピソードでした。
私にもソープ嬢のお友達が何人かいますが、本当に私よりも肝が据わっていてみんなしっかりしてるんですよね。そのくらいの気概がないとソープ嬢は務まらないんでしょう。