私の風俗デビューは小さな大衆店でした。
右も左もわからない状態で飛び込んだ世界がたまたまそこのお店だったんですけど、今思えばまあ一言でいうと劣悪な環境だったんですね笑
まずプレイルームがカーテンで仕切られているだけなので、待機室まで色んな女の子の喘ぎ声やぼそぼそ喋る声が常に響き渡ってました。
待機室も4畳程度の狭くて薄暗いお部屋で、そこに女の子が何人もすし詰め状態で待機しています。
シャワールームが一つしかなくて、在籍している女の子で共同で使っていました。お客さまはシャワーを浴びずにおしぼりで拭くのみw(所謂ピンサロ的なお店ですね。)
そのシャワールームによくゴキブリが出てたんですけど、割とみんなスルーしてましたし、それが当たり前だと当時は思ってました。
おめーら、エサだぞ。
そのお店では、女の子も従業員も食事は出前を取ることが多かったんですけど、出前の注文はお店のボーイが担当してくれていました。
またそのボーイがパンチの効いた奴でして笑
例えるならテレビドラマに良く出てきそうなチンピラ風の見た目で、前歯が欠けてたのか歯並びが悪いのか、シンナーか何かの吸いすぎでボロボロになったのかとにかく口元にすごくインパクトのある男性でした。
で、出前が届くとそのボーイが必ずこう言って出前を女の子たちに渡してくるんですよ。
「おめーら、エサだぞ。」
と笑。で、全身タトゥーだらけのこれまたいかつい10代の女の子が
「うるせー○ね!!!」
って言いながら冗談なのか本気なのかわからないですが、出前をその男からふんだくるという光景が日常…。
一応まともな家庭で育ってきた私からすると、まず食事のことをエサと表現していることにめちゃくちゃショックを受けた覚えがありますw
またそれに動じず反射的に言い返す女の子にも色んな意味で衝撃を受けました。
在籍している女の子は10代から20代前半くらいまでの若い子ばかりで、小さいお店の割には結構繁盛していたんじゃないかなと思います。
びっくりするくらい可愛い子も在籍していましたし、逆に残念なビジュアルの女の子もいました。でも残念なビジュアルの子は実はめちゃくちゃ指名取ってたりすることにも驚きました。風俗嬢として売れる要素は見た目だけじゃないんだな、っていうこともそこで学びました。
しかしやはり今まで関わったことのないタイプの女の子が殆どだったので、最初はどうコミュニケーション取ればいいのかもわからず、ビクビクしていました。
でも喋っていみると意外とみんな気さくで、新人に対して色々優しく教えてくれる女の子ばかりでとてもホッとしたのを覚えています。
お客さまからのダメ出し
私が風俗デビューしたのはまだ10代の頃でしたので、当時は若い新人として色んなフリーのお客さまをつけてもらいました。
その中で印象に残っているエピソードといえば一つ。
お客さまに陰毛の処理の甘さを注意されましたw
陰毛ってそもそも風俗を始めるまで処理をしたことがなかったんですよね。
ボーボーの伸ばしっぱなしだったわけですw
その時ついてくれたお客さまは確かオーナーだか店長の知り合いで、いい子が入ったからといって初回で指名して下さったんですけど、プレイ後にこんなことを言われました。
「あなたね、まだ若いから知らないかもしれないけど、ちゃんと下の毛は処理しなきゃ!毛があっちゃこっちゃ色んな方向にボサボサに生えてるよ笑」
その時の私はまだ頭がついていかず「はぁ…。」とだけ返してそのまま終わったんですけど、後から冷静に考えてあらためて自分のアンダーヘアーをまじまじと見ると、たしかに仰るとおりですと急に恥ずかしくなり、それからちゃんと処理をする習慣が身につきました笑
あの時注意してくれたお客さまには本当に感謝しています!
その後中級店にスカウトされたのがきっかけで、結局このお店には1年もいなかったんじゃないかなと思います。環境は決して良いとは言えませんでしたが、私の最初のデビューとなったお店なので、この他にも思い出せば色々出てきそうです。(また書いていこうと思います!)